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スタートアップの道を尋ねて 理系学生長期インターンの記録

こんにちは!慶應義塾大学理工学部機械工学科4年の坂本すみれです。

この度研究室に入ることを機に、2年間勤めたBizteX株式会社のインターンを終了することにしました。

理系(それも機械工)で、学部卒で、2年間長期インターンをしていた人はひょっとしてかなりレアかも?と思ったので、最後にこの経験を記事にしてみます。
「大学生活、勉学以外にも何かできそうだ」「サークルとバイト以外にどんな選択肢があるのかな」と思いを馳せる学生の一助になれば、とても嬉しいです。

はじめに:最後の学生生活を迎えて

ついに4年生。学生も残り1年です。
いま、疫病という不条理にあって、「無症状の若者が拡散か」と叫ぶ報道の登場人物に決してなるまいとおうちで本の虫になっています。
そろそろ苔が生えそうです。
さて、本の一節に、「人生は地図の無い旅」という言葉がありました。

人生は、地図の無い旅―――

本当にそうかな?
私の地図は、初めは確かに真っ白だったろうと思います。けれどこの21年間で、経験がプロットされ、次いでその周辺も薄ぼんやり浮かび上がって、曖昧でも一部は地図になっていく感じがありました。Googleマップで、目的地を中心に近くのメッシュが段々読み込まれていく、あのイメージです。
大学に入って1年目は特に、知らない世界が次々とダウンロードされました。勉学やサークル、新しい趣味にバイト。

この中で、未だ読み込まれる気配のないのが「就職後の世界」でした。
就活の前にどんな道があるかひと通り知って、そこから最良の選択がしたいな。
大学2年になった私は勢いのまま、社会との接点を探しに出たのでした。

【長期インターンを始めるまで】

長期インターンなら、全部叶うかも

社会との接点の中でも長期インターンを選んだ理由は、以下の希望が全部叶いそうだと思ったからです。

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詳しくは、この記事に書いているので、興味があれば読んでみてください。

(上の記事、就活で出会った社員の方や配属が決まった研究室の先輩など知らないところで色んな方が読んでくださっていてびっくりしました。笑)

大学生活での「長期インターン」の位置づけ

ということで、
私は「インターンに全てを捧げたい」「週20時間はインターンに確保している。30時間でもいい!」といったインターン全力学生ではありません。
社会見学の気持ちでインターンを始めた人間です。

あくまで学業が基本。それにプラスで
2年は長期インターン、3年は矢上祭(所属する学祭実行委員会)と就活、
4年は研究室を存分にやるぞ!と思い描いていました。

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(実際、どれも周りに恵まれて、イメージ通りにやり切れました。あとは研究を頑張るだけ!)

会社を選ぶにあたって

そんな私はインターンする会社を選ぶ際、「インターン生が主体になれる!」と謳う会社は避けるようにしていました。「それじゃサークルとやってること変わんないような…?」となんとなく思ったからです。
振り返って、これはかなり良い評価軸だったなと感じています。

長期インターンを探していると、学年につき5~10人くらいインターン生を採っているような会社と多々出会います。採用枠が多いから当然です。
そういう会社で得られるのは、インターン生だけでチームを組んでグループワークをし、たまに社員さんに見てもらって…といった「インターン」向けに用意された仕事。

一方BizteXでは、最高でもインターン生は4人。「インターン」の仕事はなく、常に「私自身」に振る仕事を普段の仕事から考えていただけました。
さらに、社員の数の方がインターン生よりずっと多いため、たくさん構ってもらえて色んな業務を経験できました。

もし長期インターンに興味があって、その目的に社会見学が含まれるなら、上の評価軸は使って損はないはずです。
インターン生が少ない分募集もあまりないかもしれませんが、できたてのスタートアップには意外と少人数の採用があったりします。興味があればぜひ探してみてください。

【BizteXでできたこと】

「広く浅く」も「狭く深く」も

2年間を振り返る前に、私がインターンをしていたBizteXの会社概要にさらっと触れておきます。
BizteXはRPAの「BizteX cobit」を作って販売・サポートしている会社です。

RPAとはロボティック・プロセス・オートメーションの略。日々のルーティンワークを覚えさせることで人の代わりに働いてくれるデジタルロボットを指します。

この会社にて、自分が2年間で携わった領域を図にしてみました。

領域2


最初の半年は、希望通りそれぞれの職種を少しずつかじり、最終的には集大成として「営業→契約→アフターフォロー」という一連の流れを経験できました。
当時の詳しい様子はこの記事に書いています。


一通り職種の理解が進んだので、その後はエンジニア班に配属していただき、プログラミングを経験することにしました。
SQLもPythonも初めて。プログラミング自体、中学の情報の授業以来です!

エンジニア班にて

エンジニア班に配属されて2ヶ月経った頃の呟きを発掘したので、ありのまま載せてみます。

雑談も全部勉強になってカスい質問も気軽にさせてくれて私のために課題も作ってくれて本も教材もバンバンくれて最大限褒めて伸ばしてもらって圧倒的に学ぶ側、なのにお給料がもらえている、環境神過ぎるな…

あまりにラフな文章で恐縮ですが、あれから1年、抱く感動は上記のままです。

もしかしたらインターンをしていなくても、独学でSQLやPythonを修得していたかもしれない。しかし、AWSやRedashまで絡んだ課題を自力で作って解いていたか?と考えると、答えはノーです。
親切かつ最強なエンジニア班、実際に顧客に運用されるWebロボット、それが集めてくるリアルなデータ。
これらの揃った環境で一からプログラミングを学べたことは、あまりに幸運でした。

プログラミングが呼ぶもの

プログラミングがちょっとできるようになったことで、思いがけない機会がインターン外でも多く舞い込んできました。

まず、プログラミングを始めて少しの頃。友人に「もう1人欲しいから入って!!」と誘われて、「データフェスト」というRを使ったチームコンペに参加したこと。
次に、プログラミングは楽しいと思えたのがきっかけで、MATLABを使った講義(難しいのであまり人気が無い)を取る気になったこと。
極めつきにはなんと、声をかけてもらって、学内団体のPythonの授業のTAになれたこと。

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(チームコンペでは、優秀な友人のおかげで賞もいただけました!)

うっすらと浮かんだ地図の、道が道を呼んで、新しい世界を運んできてくれるようでした。
分からないことだらけの私にさえこれだけ機会があったので、プログラミングはどんなに可能性を広げてくれる分野だろうと改めて思います。

【スタートアップでインターンする意義】

さて、これまでの記事ではBizteXで学べたことを書いてきましたが、よりマクロに
  ・スタートアップだから学べたこと
  ・インターンして良かったこと

を書き留めておきます。

スタートアップだから学べたこと

★会社は「目的を共にした集団」であることを認識した
人によっては当然のことかもしれません。しかし、会社を「雇用する主体」のように捉えていた私は、Missionの実現を最重要視するスタートアップが指し示す会社本来の姿にハッとさせられました。

★10数人規模の会社が、次第に大きくなっていくのを共に体感できた
社員数増加に伴ってオフィスも大きくなり、なんと2年で3回移りました。

★職種の役割がコンパクトに俯瞰できた
部長や課長といった階層がなかったので、シンプルに理解できました。

★様々なバックグラウンドをもつ社会人の方の意見が聞ける
スタートアップに勤める社員の方は前職が様々でベテランも多く、色んな知見が揃っていてすごく勉強になりました。
特に私の就活の際には、前職からの繋がりで人事コンサルの方や志望企業に勤められていた方を紹介していただき、自分の人脈では辿り着かないような方とお話が叶いました。また承諾する会社を選ぶ際には、何名もの社員の方が相談に乗ってくださり、判断材料が増え、納得のいく決断ができました。

インターンして良かったこと

★賃金を得ながら自己研鑽ができる
カフェや薬局でバイトをしていたとき、「昨日の自分をここに置いたって成り立つような仕事、これにどんな意味があるのだろう?」と思うことがありました。
対してインターンは、日々が学びの連続で、周りも自分の成長を期待してくれる環境。ステップアップを目指すなら断然こっちです。

★勉強の時間を尊重してくれる
私がかつていたバイトでは「試験期間は人が減るから最低限のシフトは出す」という紳士協定があり、なかなか困りました。
しかしインターンは(BizteXだからかもですが)、試験期間や就活の間の休みを快く認めてくれ、むしろ送り出していただくような始末で、すごく有難かったです。

★間違いなく、就活に役立った
話したい経験があまりに多くて、就活での話題には事欠きませんでした。ノンストレスで悔いなく就活を終えられたのは、長期インターンという武器があったおかげです。

おわりに

思えば、この2年間で最初の目的はすべてクリアできました。

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長期インターンだから叶えられたことだと、振り返った今改めて思います。

インターンを通して出会えた社員の皆様、
中でも担当していただいた御三方――
営業に積極的に連れ出してくれて、どんな些細なことも褒めて自信をくれた田屋さん、
社会人の振る舞い、会社のイロハを示して教えてくれた内橋さん、
そしてSQLからPython,jsまで、ドのつく初心者だった私に優しく、時にみっちり教え続けてくれた垂水さん、
本当にありがとうございました。

青山通りを抜けて、表参道のオフィスの戸を叩いた日が昨日のことのようです。

あれから、BizteXはたくさんのことが変わりました。エンジニア班から見るだけでも、開発中のサービスがいっそう増えて、事業の領域がどんどん拡大しています。

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(リリースを待たずして去るのだけが、唯一残念に思うことです。)

一方の私はいま、目的を新たにし、いわば“地図”上の現在地を移すところです。新しくプロットした点からまた、未知の世界を読み込んでいくぞ!と思っています。
そしてそうしたら、
いつか互いの地図の広がりが重なって、進むべき道で再びBizteXの皆様とお会いできるような気が、不思議とするのです。

長い間お世話になった環境を去るのはすごく寂しいですが、あと1年学生の本分を尽くし、
次は社会人になって、成長した姿で皆様とお会いできるよう頑張ります。

これまで、本当にありがとうございました。

集合写真

お読みいただきありがとうございました。

スキありがとうございます!
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